前回の記事ではサルトビジャイアントの良い点と悪い点に触れながらどんなカードかということについて記述しました。
それを踏まえて今回は、具体的にどのデッキに組み込めばサルトビジャイアントが活躍できるのかという点について考察していきたいと思います。

前回の記事でも触れたように、サルトビジャイアントはデッキスペースを圧迫するため、入るデッキの条件としては
①バイケンが元々入っている
②色に自然と水が入っている
ことが挙げられると思います。それを考慮した上で相性が良いデッキとして真っ先に挙げられるのはやはりシノビドルゲーザでしょう。

そもそもの収録がシノビドルゲのデッキなのでわざわざ言及するまではないと思いますが、自身の種族がジャイアントであることも相まってドルゲーザとの相性は抜群です。構築済みデッキに手を加えるとすれば必須なのは「土隠雲の超人(ウンカイジャイアント)」です。

ウンカイ


三枚見せた上で一枚手札に加えるというこのクリーチャーはバイケンやサルトビジャイアントを山札から手札に加えることができるだけでなく、バイケン、サルトビジャイアント、ウンカイジャイアントの三枚を見せた上でウンカイジャイアントを手札に加えるという使い方が強力です。それによりドルゲーザのシンパシー元を用意しつつ相手の攻撃を牽制することができます。

ドルゲーザ


次に考えられるデッキは、ドルゲが入っていないシノビデッキです。ミストリエスやハッスルキャッスルを展開し、ニンジャストライクでアドバンテージを稼ぎながら手札を切らさない戦い方をすれば、サルトビジャイアントはかなり活躍するでしょう。そして忘れられがちなのですがバイケンはニンジャストライクを使った時に1ドローという効果も持っているので、置きドロソの役割も果たしてくれます。
フィニッシャーとしてはバイケンから革命チェンジできるミラダンテⅫ、カラフルベル、オーパーツなどが面白いかもしれませんね。

ミラダンテカラフルベルオーパーツ





最後に個人的に組み込みたいデッキとしては、マッドネスデッキです。まずバイケンだけでなくアークデラセルナやザークピッチを採用してサルトビジャイアントの相棒を増やします。その上で相手に強制アタックをさせるカードを入れれば、一昔前のヒャックメーカウンターにおけるアントワネットとハヤブサマルの役割をサルトビジャイアントが一枚でやってくれます。

ザークピッチアークデラセルナ



強制アタックさせるカードとしては強制突撃やファントムベールはもちろんですが、最近のカードではデッドゲリラも面白いのではないかなと思っています。

ファントムベールデッドゲリラ



以上のように、サルトビジャイアントは組み込むデッキによって大いに活躍すると思われます。みなさんも是非色々なタイプのデッキで試してみてください。